アオリイカ釣り
分類:ツツイカ目ジンドウイカ科
分布:北海道以南
アオリイカは、胴部の側面に沿って広がる半円形の外套膜(エラ)があります。胴の長さは、大きいもので最大40~50㎝もあり、腕をあわせると最大全長1mにもなります。外套膜を使い、前後へ動いたり急発進や急停止するなど、海中を自由自在に泳ぎ、餌に忍び寄り2本の触腕で捕獲します。
体色は、通常は透明に近い白色で、興奮すると赤胴色になり、落ち着くとうっすら緑がかった光沢のある白色に戻ります。
生息地は、沿岸の比較的浅い岩礁帯周辺です。産卵期の5~7月頃になると、防波堤近くの藻場や岩礁帯、内湾、漁港内などの浅場に寄ってきます。海藻などに房状の寒天質の卵を産み付けます。
アオリイカは、スミイカなどのコウイカ類と体形が似ているため、同種類と間違われますが、コウイカ類のような石灰質の甲は持っていません。同じジンドウイカ科としては、ヤリイカ(ヒレが縦長の菱形で先端が鋭く、槍先に見えるのか名前の由来)やケンサキイカ(胴体先端が剣先のように鋭いのが名前の由来)です。
アオリイカは、沿岸の比較的水深の浅い岩礁帯周辺や、藻場周辺などに生息しています。5~7月の産卵期には、防波堤近くや漁港内にも入ってくるため、陸っぱりでも釣りやすくなります。
初めてエギングに挑戦する人は、エギングの基本操作をマスターしましょう。大別すると、シャクリ釣法と棒引き釣法の二通りです。
シャクリ釣法は、餌木をカウントダウンして沈め、竿先を頭上にシャクッて餌木をエビが動いているように見せ、それを自然に沈め、5~10秒待って再度シャクります。これをアタリがあるまで繰り返しますが、一般的にはフォール中に乗ることが多いです。
棒引き釣法は、ポイントに餌木をキャストしたら、餌木をカウントダウンして沈め、ゆっくりと棒引きで底層から上層までをリーリングするだけです。
この二つのリーリング法をマスターしたら、竿先を小刻みにあおるトウィッチングや、リトリーブ後に数秒ストップして再度リトリーブするストップ&ゴーなどのアクションで誘います。これらのアクションを、その日の状況やポイントによって使い分けたり、組み合わせてアオリイカにアピールすることが重要です。
ロッドはエギング専用の7.5~9フィートに、小型スピニングリールをセットします。ラインはPE1号前後で、リーダーは2~3号を1~1.5m使います。餌木は、3~4.0を使用し、最低でも5、6種類のカラーを準備します。
餌木はエビを模したもので、ピンクやオレンジ、ブラウン、グリーン、ブルー、マーブルなど多くのカラーがあります。胴体の下におもりが付いて尾の部分にカンナと呼ばれる針が付いています。潮の速いときは重めのものを、潮が緩いときは軽量のものを選択します。潮が澄んでいればピンク系、濁っていればオレンジ系を使用するのが最適です。餌木を選択したら、シャクリ釣法か棒引き釣法で攻めます。活性が高ければ、カウントダウンやフォールの途中でアタックしてきます。
アタリは、重量感のあるズシーンといったものから、2本の触腕でちょんちょんと触ってくる軽いものまで千差万別ですが、アタリがあったらロッドを大きくあおって、きちんとフッキングします。リーリングは一定のスピードで、常にラインにテンションをかけます。あとは、一気に抜き上げればよいですが、釣り上げた際にアオリイカに衝撃を与えると墨を吐くので、注意が必要です。
アオリイカは、単独か3~10杯ほどの群れを作っているので、1杯釣れたポイントは探ってみて価値があります。
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