イシダイ・イシガキダイ釣り
分類:スズキ目イシダイ科
分布:イシダイ:日本各地、イシガキダイ:本州中部以南
イシダイは、成長によって体色や模様が変わります。幼魚はシマダイと呼ばれるように、体側から尾びれの付け根にかけて7本の黒色横帯があります。体色もやや黄味がかった色をしています。若魚になると、体色は白みを帯びてきて、幼魚の頃にはっきりしていた黒色横帯もやや薄くなってきます。成魚になると、体色は暗褐色になり、黒色横帯の消えた魚も多くなります。さらに老成魚になると、口周りが黒くなり、クチグロとも呼ばれます。
両アゴとも歯が接合してクチバシ状になっており、サザエなどの硬い貝類やウニ、カニなどの大型甲殻類などを噛み砕いて捕食します。
イシガキダイの体形は、イシダイとほぼ同じですが、名前のごとく石垣のように見える黒色、褐色の斑点に覆われているのが特徴です。老成魚になると斑点が不明瞭になり、口が白くなるため、クチジロとも呼ばれます。イシダイより若干暖海を好みますが、生息地はほぼイシダイと同じです。
イシダイとイシガキダイの交雑種であるキンダイという魚がいます。
竿はイシダイ専用の5~5.4m、リールはイシダイ専用の両軸リールを使用します。
道糸は16~26号、捨てオモリ仕掛けでは瀬ズレワイヤー36~38番、捨て糸6~10号を50~150㎝、針はイシダイ14~18号を使用します。
おもりは、小田原型おもり30~50号を潮流によって使い分けます。
遊動式仕掛けは、瀬ズレワイヤー36~38番を1.5m、捨て糸6~10号(50~120㎝)、ハリスワイヤー38~38番(25~40㎝)にし、針はイシダイ14~18号、おもりは小田原型の30~50号を使用します。使用する餌は、主にサザエ・トコブシ・マガニ・ウニ・オニヤドカリです。
イシダイ・イシガキダイの釣りは、沖目の根周りや岩礁帯の岩の割れ目などに生息しているポイントに仕掛けを投入したら、置き竿にして待ちます。
アタリは、最初はコツンコツンといった感じで竿先に出ますが、この時点ではまだ餌をつついている状態です。この時点で合わせても針掛かりしないので注意して下さい。その後、竿先が大きく引き込まれるので、竿を手で持ち体全体を使って大きく強く合わせます。イシダイ・イシガキダイ釣りでは、早合わせは禁物です。
針掛かりしたイシダイ・イシガキダイは根に逃げ込もうとするので、体と竿の弾力を利用しながらポンピングし、一気に巻き上げます。
この釣りは、外道も多くウツボやフグ類などが餌を食ってしまうので、こまめに餌の有無をチェックすることも大切です。餌は高価ですが、エサ取りが多いので豊富に準備が必要です。
また慣れてくると、外道とイシダイ・イシガキダイのアタリの違いが分かるようになります。外道は、コツンコツンと餌をかじって終わり、次の強い引き込みがありません。
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