ニジマス釣り
分類:サケ目サケ科
分布:日本各地
ニジマスは、英名でレインボートラウトといわれるとおり、雄雌ともに体側に虹色の帯が出ます。特に産卵期の雄は、この虹色が鮮やかになります。これがニジマスの名前の由来です。ただし、自然繁殖したのものは、このレインボーカラーはさほど鮮明ではありません。養殖放流されたものは、頭部が丸みを帯びていて、顔つきも穏やかです。自然繁殖のものは、顔つきが精悍でスマートな体形をしています。体色も全体的に銀白色をしています。
1877年に以降に北アメリカから数回に渡って移植され、現在では日本各地の川や湖、ダム湖をはじめ、管理釣り場に放流され、ルアー対象魚として定着しています。栃木県日光の中禅寺湖や北海道の西別川、摩周湖などで自然繁殖が確認されています。
管理釣り場などで釣れるのは、20~30㎝の小型が多いですが、ダム湖などでは50㎝以上に成長するものもいます。大型ニジマスの引きは格別です。
昭和初期にブルックトラウトの卵に混じってアメリカから入ってきたとされる、体側に黒点と赤褐色の小さな斑点が特徴のブラウントラウトや、1902年にアメリカから移植された体側に小さな白点と鮮やかな朱点があるブルックトラウト、カナダから移植された低水温の湖に生息しイワナによく似ているレイクトラウト、ベニザケの陸封型のヒメマス、長野県水産試験場佐久支場が当時のチェコスロバキアから移入し、養殖に成功したシナノユキマスなどがいます。
渓流をせき止めた管理釣り場や自然渓流では、大石周り、岩場周辺、落ち込み、水深のある瀬脇、白泡の切れ目、大石の近くのトロ場などがポイントになります。湖沼のトラウトは、季節によって生息するポイントが異なります。放流直後のニジマスは、水に馴染むために流れの緩やかなワンドなどの浅場で体を休めていることが多いです。冷水を好むトラウトは、夏になると動きが鈍くなり深場に移動します。
また、酸素の多い流れ込みや、落ち込み集まる習性もあります。秋は水温も下がり、トラウトが活発に捕食行動をするトップシーズンです。
ニジマスやブラウントラウトなどは、比較的定着性が強いため、あまり回遊することがありません。ちなみにヒメマスなどは回遊性が高いため、回遊しているコースを見極めることが重要です。ニジマスが好んで生息するポイントは、カケアガリのある流れ込み周辺や岩場周辺、ガレ場周辺、岬周辺です。渓流は、淵、トロ場、大石周辺、瀬、落ち込みなどがポイントになります。管理釣り場同様、アップクロスストリームやダウンクロスストリームで攻めます。活性が低い時は、竿先を小刻みにあおるトウィッチングや、リトリーブ後に数秒ストップして再度リトリーブするストップ&ゴーなどのアクションで誘います。
ロッドは、トラウト用ウルトラ・ライトアクションか、ライトアクションの6フィートに小型スピニングリールをセットします。ラインは、4~6lb(渓流)、6~8lb(湖)に小型スナップスイベルを付けます。ルアーは、スピナーベイト、スプーン、小型ミノーをポイントや時間帯、シーズンによって使い分けます。
渓流をせき止めた管理釣り場では、水深のある落ち込み、トロ場白く泡立っている脇のポケットなどを、アップクロスストリームやダウンクロスストリームで攻めます。
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