マダイ釣り
分類:スズキ目タイ科
分布:北海道南部以南
マダイの体色は、季節や生息環境などによって異なります。
春の産卵期のオスは、婚姻色によって全体的に黒っぽくなります。
基本的に体色は、赤みがかった美しい色をしており、腹部は薄いピンク色をしています。体側の上部に小さな青斑点が散在しています。
マダイの若魚は、ハナダイ(チダイ)によく似ていますが、マダイの尾びれの後縁が黒いのに対して、ハナダイは黒くありません。また、ハナダイはエラブタの後縁が赤いのも特徴です。
一般的に水深20~100mの岩礁周りや砂泥底、砂礫底などに生息しています。
エビやカニなどの小型の甲殻類、イソメ類、イカ類などを好んで捕食しています。
特に産卵前の春は、浅場に寄ってきて荒食いするので釣りやすいです。
マダイの仲間としては、ハナダイ(チダイ)とキダイ(レンコダイ)がよく知られています。
ハナダイは、エラブタ後縁や尾びれ後縁によってマダイと区別できます。
キダイは、体色が黄赤色で上あごから頭上部にかけて鮮明な黄色斑があります。
マダイ釣りは、コマセやエビをエサに使用するため、外道も多数あります。
コマセ釣りでは、マアジ、イナダ、ハナダイ、マルソウダ、ヒラソウダ、サバ、マサバ、ゴマサバなどです。
シャクリ釣り・一つテンヤでは、カワハギ、ウマヅラハギ、オニカサゴ、マハタ、フグ類、ホウボウ、ヒラメ等が釣れます。
【コマセ釣り】
竿は、ムーチングアクションのおもり負荷30号(1.7~3.6m)、リールは中型両軸リール、道糸はPE3~4号を使用します。
片天秤(35~45㎝)にコマセカゴ(プラビシ)を付け、おもり60~80号を使用します。
針は、マダイ8~9号・チヌ3~4号・グレ8~9号のいずれかを使用します。餌は、オキアミの尾を切り2匹を抱き合わせにします。
コマセを8分目まで詰め、仕掛けを投入します。仕掛けが海底に着いたらイトフケを取り、ハリスの長さより1m程巻き上げて置き竿にしてアタリを待ちます。
30秒ほど待ってアタリがなければ、竿を頭上に突き上げるように大きくシャクリ、コマセを撒いて元の位置に戻して更に置き竿にします。
これを3回程繰り返してアタリがなければ仕掛けを回収して、餌のチェックとコマセを詰め、同じことを繰り返します。
アタリは竿が海面に引き込まれるので、引き上げるように一定のスピードで巻きます。
【シャクリ釣り】
シャクリ竿1.8~2mか、手バネ竿の1.6m前後を使用し、リールは小型両軸リールをセットします。
道糸はナイロン5~6号かPE3~4号、中おもり8~10号を付け、幹糸をナイロン5~6号(4~5m)、ハリスはフロロカーボン4~5号を使用します。
豆テンヤは、1.5~3号(2本針か1本針)を用います。餌は、基本的に生きエビを使用します。
シャクリ釣りは、タナ取りが重要です。指示ダナまで仕掛けを沈めたら、30秒に1回のペースでシャクリ上げてエビが飛び跳ねている様子を演出します。
エビが沈む時に食ってくるパターンが多いです。
アタリがあったら、竿を頭上高く突き上げて力強く合わせ、手バネ竿の場合は道糸を掴んで3~4回手繰り上げ、針掛かりを完全にします。
【一つテンヤ釣り】
一つテンヤ専用竿に小型スピニングリールをセットします。道糸はPE0.8~1号、ハリスはフロロカーボン3号(3~5m)、テンヤは3~10号を使い分けます。餌は冷凍エビを使用します。
釣り方は、最初にサミングしながら仕掛けを落とし込み、着底したらイトフケを取り10~30㎝ほど上げてアタリを待ちます。アタリがなければ竿を頭上いっぱいシャクリ、竿を下ろして仕掛けをゆっくり沈めます。基本的にこれを繰り返します。仕掛けが落ちる時にアタることが多いです。
初心者は、仕掛けを落としゆっくり巻き上げる巻きテンヤ釣法をおすすめします。また、仕掛けを手前横に投げ入れ、ルアーフィッシングのカーブフォールをイメージして、餌がゆっくりと落ちるようにすると落ちる途中で食ってくることが多いです。
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